shinchaku
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フリーエンジニアになれば、会社に頼らず自分自身がしっかりとした基準を持って、仕事を選びその完成に向けて進まなければなりません。フリーランスとはいえ自分では、仕事の受注を途切れさせないための営業が難しい場合などには、専門のエージェントに頼ることもありますが、それでも会社員のように毎月一定額を手にすることは容易なことではありません。従って一定額以上の貯金は、安心のために不可欠です。報酬を値切られれば上げるのは難しく、そのようなクライアントとの交渉も基本的には自分で行わなければなりません。その一方で自分が選んだ仕事に全力を注入して完成させたという誇りは、仕事を続ける原動力になります。
フリーエンジニアが地方に移住するメリットは、自然の中で子育てが出来たり、物価や家賃が安くて住みやすい環境を選べるという点です。その一方で仕事のパイが小さくてそうでなくても奪い合いをしている状態に参入するため、価格競争に陥ることになりかねません。従って人脈があるのであれば活用しない手はありませんし、その地方に腰を据える覚悟で地元の人と少しずつ信頼関係を築いて行くことも大切です。その一方でネットを介したエージェントサービスによってクライアントを捜すという方法もあります。大手企業から小規模の会社まで、様々なクライアントがエンジニアを捜しているのです。
フリーエンジニアがキャリアアップの目標として考えるのは、スペシャリストとプロジェクトマネジャーのいずれかになりそうです。いずれもマネジメントの視点を持つ必要がありますが、より現実的な選択であるプロジェクトマネジャーの場合には、プロジェクト全体を取り仕切ってクライアントと、あるいはプロジェクトスタッフとの間に、各々良好なコミュニケーションを築かなければなりません。またクライアントによっては業界特有の事情に通じていなければ難しい面もあります。更に近年のグローバル化により英語力は高く評価されていますが、その英語力もビジネスシーンで使える生きたコミュニケーションでなければなりません。
エンジニアとして独立してフリーの道を歩み始めたら、自分自身の健康管理を意識的に行うことをおすすめします。自分の裁量で仕事ができるのはフリーエンジニアの魅力ですが、案件は次々にやって来るものではありません。その心配から休息も取らずに働き詰めになってしまうと、体を壊すことになりかねません。どんなに調子がいいときでも人の集中力が継続するのは2時間程度だといわれているため、適度に休息を挟んでリフレッシュすることがポイントです。また、運動不足が慢性化しないためにも、無理なく続けられる運動の習慣を作るのも効果的です。